昼も夜もないブログ

子供と写真 日常の記録

写ルンですDigital

しばらく前に、10代や20代のとくに女の子に”「写ルンです」が流行っている”と聞いた時はにわかには信じられなかったのだけど、フォロワーのかわいこちゃんによると事実なようで。

 現像しないといけないのですぐに結果を確認できないそのアナログさが受けているそう。まさに、時代は巡る。

実家には父や母、あるいは親戚が撮った僕や兄の写真がたくさんあるし、自分でフィルムを巻いて(この表現合ってるのかしら)シャッターを切った記憶ももちろんある。いつでも身近にあったフィルムカメラ、それが「写ルンです」だ。

カメラといえばデジタルな僕には、いまリバイバルブームとなっているそれが当時のものとどの程度違うのかはよく分からないが、写ルンですの写りを気軽に楽しめるこんなプロダクトがある。

 

www.gizmoshop.jp

写ルンですに使われているレンズを再利用し、ミラーレスカメラ向けに各マウントをセットにしたもの。換算32mm相当、F16固定の立派なパンケーキレンズだ。

マニュアルフォーカスだが広角なうえF16ということで深い被写界深度によってパンフォーカス(全体にピントが合っているように見える状態)を容易に実現できる。つまりピントをほぼ気にせず本当に気軽に撮れる。写ルンですが「難しいことを抜きにしてだれでも気軽に写真を楽しめる」という、その実非常によく考えられたカメラだということが今さらながらよく分かる。

 

「Utulens」snap「Utulens」snap「Utulens」snap

「Utulens」snap

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「Utulens」snap

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 そこらの公園をふらふらしながら試写してきた。全て撮って出し。隅は派手に減光するしフレアもよくお目見えする。全体に情緒的というかシネマっぽさがあってとても良い。レンズの絞りが固定ということで暗いところには弱いものの、圧倒的な軽さも手伝ってスナップに最適。適当に構図を決めてパシャパシャ。

もちろんフィルムは必要ないのだ! EXIFにレンズ名称が残らないのが残念なくらいで、あとはもう大満足。スナップって楽しいな。

 

α7Ⅱ &「Utulens」