「JOJO展」
ジョジョを初めて読んだのは中学生の頃だったか...?友人宅で第3部を一気に読ませてもらってドはまりした。当時はジャンプ誌上で6部が連載中だったように思う。
誕生30周年(!)の集大成として、この度「原画展」が開催された。これは...行かねばならない。絶対にだ...。ということで最高にハイになった僕は「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」に足を運んできたッ‼︎
会場は国立新美術館。岸辺露伴ルーヴルへ行く…じゃなくて「ルーヴル美術館展」の会期中でもあり、平日だというのになかなかの混雑っぷりだった。時間に余裕もあるしせっかくの定番撮影スポットということでのんびり写真を撮るところから。
どうしてもどこかで見たことのあるような写真になってしまうけど、やっぱり撮っていて楽しい。違う時間帯にまた撮りに来たいね。
しばらく写真を撮ってからは休憩していたのだけど、開場まで30分以上あるというのに続々と集結し列を成すスタンド使い...もとい観客たちのその数にびっくりして慌てて並ぶ。入場してからもたくさんの人の間から作品を眺める形に。中盤の映像展示までは自由に前後して鑑賞できるので、空いている場所を探してそこからまわるのが賢いかもしれない。迷惑にならない程度にじっくりと観たいしね。以下概要。
(ジョジョを知らなければ全くピンとこないと思われるのでそこはスミマセン)
★宿命の星 因縁の血
歴代のジョジョとそのライバルたちについてが語られる。ジョナサンに始まり最新作「ジョジョリオン」の定助まで、主人公とそのライバルたち。主人公としては2部ジョセフがやっぱり良いしこの頃のグリーン基調の色彩も好きだ。ジョジョたち、そして各部ボスの集結しているイラストなんかはもう素晴らしかった。
★スタンド使いはひかれ合う
作中に登場するスタンド使いを網羅。全然覚えてなかったやつもいてそういう意味でも楽しい。「惹かれ合う」というのが最も体現されているのが4部だと思う。街を歩いていてほかのスタンド使いとすれ違うなんてもう、楽しすぎるよね。「いよ〜ぉ露伴センセイ!何してんスか」的なね。ところで露伴の女性人気が物凄いのを会場でビシビシ感じた。
★JoJo's Design
ジョジョ立ちなんて呼ばれ方ももうお馴染み。本人がミケランジェロに影響を受けていると語っていたけれど、ポージング含め構図がやっぱり面白い。配色もそのイラストごとに自由に変えられている。髪の色なんかはもう決まっていないようなものだ。影に暖色を持ってきたり、背景がオレンジやピンクだったり!各キャラクターのファッションについては言わずもがな。SPURとのコラボもまたやってほしい。このチャプターでは「ANREALAGE」の森永氏が関わっている。
★ハイ・ヴォルテージ
突然だが僕の思うジョジョシリーズにおけるベストバウトはキング・クリムゾン VS メタリカだ。主人公一味の預かり知らぬ組織内での対立、互いの強力無比なスタンド能力、衝撃の決着...もうたまらない...5部が読みたい...アニメも楽しみ。
いやまあそれは良いとして、ここでは第7部までのライバルたちとの「最高潮のバトルシーン」に焦点を当てている。DIOとのラストバトルなんか何度も読んだのに会場でまた興奮してしまった。あれ以来、ロードローラーを見たときなどには叫びたくなってしまう。
★裏切り者は常にいる
この原画展のメインとも言える、ここでしか観られない完全新作描き下ろし原画12点の展示がなされている。キャラクターはシルエットの違いやバランスから選んだそうで、どれも印象的で素晴らしい!ぜひ会場で楽しんで頂きたい。このすぐ隣では荒木飛呂彦本人の当原画の創作風景とインタビューが放映されており、それを踏まえて再度鑑賞できるという2度おいしいシステム。ここは「ジョジョリロン」と題して、イラストや漫画本編の創作手法全般について紐解いていくコーナーとなっている。
最後にグッズ販売コーナーが待ち構えており、魅力的なものだらけで取捨選択が大変だったが図録の他に石仮面(ペーパーウェイト)を無事購入した。日頃は重しとして、そしていつか人間をやめたくなったら本来の意味で役に立ってくれることだろう。
おれたちにできないことを平然とやってのける荒木飛呂彦に痺れたり憧れたりする僕やファンたちはもちろんのこと、少しでも漫画に興味があれば十分楽しめる展示じゃないだろうか。細かなリロンや技術は置いておいても、つまるところ全てをペン一本で紡ぎ出しているわけで、そこには本当に圧倒させられるものがある。
せっかくなので「ジョジョストリート」にて頑張って撮った(この部分のみ撮影可)一部の写真を。 それぞれのサイズ違いはご愛嬌ということで。
たっぷり2時間掛けて鑑賞したあとはコラボを行なっているとの話題を聞きつけていたMercedes me へ。
こちらは単なるディーラーではなくメルセデスの「情報発信拠点」的な位置付けになっているらしく、カフェやイベントスペースが併設されている。国立新美術館至近で行われるコラボということでファンには有難い。
そして店内にはこんなクルマが陣取っていた。ドドドカーッ‼︎ベースはC-classかな?背景の映像展示も含めてかなりのインパクト。知らずに訪れたベンツオーナーがどう感じるのかは不明だけども(笑)カフェではここでのみ提供されるものも含めコラボメニューを数種類楽しめるらしい。
エグいまでに有機的なボディのAMGと原画展キービジュアル。全然関係ないけどメルセデスの新型A-classにはかなり期待している。
次いで六本木交差点方面へてくてく。六本木に溶け込むJOJO。
そして!楽しかった一日の最後にこちら、OWSON!六本木に溶け込む杜王町。粋で面白いよね。店内にはジョジョグッズもたくさん販売されており、原画展帰りの人たちがひっきりなしに訪れていた。
やはりスタンド使いはひかれあうのだ...
To Be Continued...