昼も夜もないブログ

子供と写真 日常の記録

ベストなバイ2018

酷暑にやられていたのがつい先日、というくらいの感覚なのに気づけばもう年末…!年々加速するギャラクシーデイズ。ロケットには "I  LOVE YOU" 銀河を突き抜けて宇宙を手に入れろ…

ということで、今年もよく散財した。恒例のベストバイ。

 

10位 ユニクロ tomas maier Tシャツ&ブルゾン

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ボッテガの元クリエイティブディレクターであるトーマス・マイヤー。わりと男臭い服が並ぶ本人のブランド「Tomas Maier」が好きだったのに残念ながら今季で休止してしまうらしい。ユニクロとのコラボはまさに僕得だったのだけど単発なんだろうな…。

ユニクロの大定番、スーピマコットンTをベースに胸ポケット+袖リブ仕様にしたTシャツの出来が良く、色違いで購入。生地自体はオリジナルのままなのでV字ガゼットを含む各種ディテールを乗っけるには若干生地が薄く頼りない。ここがちょっともったいないところ。

あとはネイビーのコットンブルゾン。僕は張りのあるポプリン素材が昔から好きで、これも生地で買ったようなもの。こういうのはいっそ作業着っぽく着てしまうと使いやすい。コットンパンツを合わせて上下ともネイビーにして夏によく羽織っていた。

 

9位 Arc'teryx  Nodin

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画像は公式サイトより

写真趣味はアウトドアギアと相性が良い。こちらはギアなんて言うほど大層なものではないが最低限の防風防水に期待出来つつ、軽く動きやすくそれなりに丈夫と、とにかく着やすい。フリースほどのしっかりさが必要ない時に気軽に羽織れる。元々はスコーミッシュフーディ目当てに買いに行ったのだが袖の意匠がこちらの方が好みだったためこちらに。先日のいちのみやフォトウォークの際にも活躍してくれた。

 

8位 SIGMA  70mm F2.8 DG MACRO

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カミソリ、といえばキャプ翼の早田くん*1 だが、これはレンズなので全くもって関係ない。カミソリマクロの異名はダテではなく、色にじみの無さ、ピント位置の解像っぷりとボケの素直さとのバランスが良い。コストパフォーマンスにも優れた良レンズ。欠点といえばやや冗長な外見のみで素晴らしい。出番はそんなに多くないがLoxiaシリーズはさほど寄れないのでマクロ域は彼の独壇場なのだ。

 

7位 Tricker's  STOW

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トリッカーズの大定番。MR PORTERが別注を掛けたモデルが夏の終わりにセールで30%オフくらいになっていたので捕獲。

いかにもありそうで、意外とあまり見ないダークブラウン。アッパーもソールも一色で潔い。黒はすでに短靴でお気に入りが揃っているのでこれは良い選択だった。安心のダイナイトソールでガシガシ履ける。過度に気を使う必要がないのがカントリーブーツの良いところ。こちらも先日のいちのみやフォトウォークで着用した。それだけ気に入っているということ!

 

6位 SHURE  SE425+RMCE-BT2

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かつてはUltimate Earsの10 Proなどというドンシャリを地で行くようなタイプのイヤホンを愛用していたのだが、リケーブルにも飽きてしまい、ここ2年くらいはiPhone付属のEarPodsでいいやというスタンスだった。着用感は悪いがまぁ普通でいいじゃないと。

それが先月のInter BEE(放送機器の展示会)SHUREブースにて気まぐれにRMCE-BT2を試聴してしまい、もう一気にワイヤレス化したくなってしまった。(完全ワイヤレスの方はすぐなくしてしまいそうで…)こちらはSHURE純正のBTケーブルとしては高級ラインにあたり、Bluetooth 5.0対応、コーデックも網羅と隙がない。ブース担当の方も激推ししていた。仕事でよくお世話になること、次に買うならモニター寄りなものが良いかなとぼんやり思っていたこともあり買ってみることに。本当はSE535のほうが欲しかったが、予算オーバーなためこちらに。

425についてはレビューし尽くされているとおり上も下も強調しない鳴り方で(あたりまえ)面白みはないがバランスの良さは本当に素晴らしい。とにかく全然聴き疲れしない。そもそも僕はシュアー掛け好きなのでもっと早くシュアデビューすれば良かったと思えるくらい。

先日ようやく観た「ボヘミアン・ラプソディ」、本当に良くって後半はもう泣かずにはいられなかった。当然のように購入したサントラをこのイヤホンで聴きながら、この記事を楽しく書いている。

 

5位 RRS  Ultra Pocket Pod & L -Plate

4位 SONY α7Ⅲ

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α7Ⅱでフルサイズデビューして一年も経たないうちにこちらを購入してしまった。いよいよカメラ沼の住人になってしまった感がある。年末のいまとなってはニコンからZ 6/Z 7が、キャノンからはEOS Rが登場しておりフルサイズミラーレス花盛りといった状況だが、今年3月リリースだったにも関わらずα7Ⅲは全く引けをとっていないと感じる。全方位に隙が少なく、詳細は省くが先代での「これができたらいいのに」がかなりの部分改善されていて、三世代目の熟成ぶりが良くわかる。購入を決めた大きなポイントとしてはサイレントシャッター搭載とバッテリー持ちの大幅改善。初めて発売前に予約を入れてしまった。しかもCP+からの帰りの電車で…

 

ウルトラポケットポッドはいわゆるミニ三脚で、Really Right Stuff 製品全般の評判の良さと実物のカッコよさからいつか絶対に買うと決めていたもの。雲台BH-25とセットで購入。α7Ⅲシリーズ(あとα9)専用L字プレートと合わせて、どこまでも精巧なつくりに絶大な安心感がある。

ピークデザインのアンカーを一方はカメラの側面、もう一方は底面に取り付けてストラップを使用するのが個人的定番になっているが、底面に取り付けるには専用の台座を三脚穴に噛ませてからでなくてはならず、それがものすごく面倒だった。L字プレートはそれ自体が三脚座であると同時に底面にストラップ通しが付いているので便利な上にらくちん。

ちなみに銀一とのコラボモデルである青アンカーを(Loxiaに超ピッタリなので!)購入したところ、太さゆえに三角環なしではカメラに付けられないことが判明。三角環がプレートに干渉してカチャカチャと鳴るのが嫌でどうにかならぬかと思案の末、上の写真のように縦位置側のプレートにあるQDソケットというストラップホールに通すことにした。もちろん推奨の方法ではないのでアレ*2だが今のところなんの問題もないので大満足。めでたくプレートは付けっ放しとなり、αシリーズの特徴だったはずの小型軽量とは…?という状況になってしまっているが、元が小さめだからこの大きさ重さで済んでいるんだと納得するようにしている。グリップ向上に加えていつでも持ち運べる超ミニ三脚にいつでもサッとセットできる快適L字セットからはもう離れ難い。

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Ultra Pocket Pod+BH-25 LR Ball Head

3位  PULSAR  G10

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パルサーはセイコーがハミルトンより取得したもので、欧米向けの輸出・販売ブランドとして現在まで使用されている。言わば逆輸入というやつか。

こちらは結構な変わり種で、英国空軍(Royal Air Force)への納入モデルになる。つまり市販されない官給品。なので小さめで薄くて余計なデザインのないフェイスが採用されている。バンドは当然NATOストラップ。三針が長くデザインされているのは視認性のためだろう。Lは蓄光塗料ルミノーバの意でつまりこれも視認性のため。市販モデルにクロノグラフバージョンもあり、そちらを愛用していたのだがこのモデルが存在することを知り、調べに調べてebayで購入。上記のとおり官給品なのでRAFに入隊するか払い下げ品を手に入れるしかなく、そういうルートになってしまう。(というか売るほどの数をどうやって手に入れているのかまったく不明)イギリスのよく分からんディーラーから「タグ付き未使用品」という出品を発見したためギャンブル上等で購入したところこれが大成功。嘘偽りなしのコンディションだった。もう最高。ちなみにどうでもいいが、僕は通販でのこの手の賭けに負けた試しがない。敗北を知りたい。

 

2位 BenQ SW2700PT

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画像は公式サイトより

5年もののiMac(21.5インチ非Retina)のみで戦ってきた僕だがstudio9さんの記事を読んでついにディスプレイを導入した。WHQDの27インチに変わったことでこんなに作業領域が広がるのかと本当に驚きかつ大満足。単純に写真を眺めたり、RAW現像すること自体が楽しくなった。まだ勉強不足だがキャリブレーション対応で永く使えるのもありがたい。

具体例になっているかあまり自信がないが…下の写真のような鮮やかな赤色は飽和してしまいやすく、のっぺりと映りがち。ところが写真の持つ情報自体がそういうデータなわけではなく(そもそも潰れてしまっていることももちろんあるだろうが)、色域の広いAdobeRGBが表示可能なSW2700PTであれば、花弁の一枚ずつを明確に認識できたりする。せっかくのRAWデータを活かしきるには、まずしっかりと出力しなければいけないということがよーく分かった。

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見る側の環境によって見え方が変わってしまうのは当然で、コントロールできるはずもない。ただ自分が撮った写真がどういう色でどう表現されているのか、をなるべく正確に把握しておくのは大事なことだろう。せっかく良いカメラと良いレンズで撮ってるんだから。

ところでステキなモニターを手に入れてしまうと、自分でキレイにプリントしてみたい!という考えになってしまってこわい。つまりプリンターが欲しい。沼はどこまでも広く、深いのだ…


1位 ZEISS  Loxia 2.4/85

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この夏、ツァイス社初のキャッシュバックキャンペーンに浮かれて購入に踏み切ったこの85mm。秋以降このレンズの登場頻度が異様に高かった。

85mmはソニー純正も2本用意されており同門ツァイスにも非常に優秀らしいBatisがある。圧倒的に、ぶっちぎりで一番マイナーなのがこの Loxia 2.4/85。

他のレンズと一線を画すコンパクトさが特徴のLoxiaシリーズの中ではみょーんと全長が長く、しかも594gとそれなりに重い。85mm単焦点F値2.4のMFでは人気がないのもよく分かる。しかしこれが使えば使うほどに良いレンズ。しっとりとした写りと量感のあるボケ(「質量を持った残像」みたいでカッコいい!)、ハマった時の被写体を際立たせる力などなど、ちょっと他では味わえないレベルだと思っている。

 

良さが少しでも伝わるといいなと思いつつ。 

jojo on Roppongi 3

The National Art Center,Tokyo 5

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玉前神社 黒漆の社殿

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以上、今年もよく買いました。来年も買うことでしょう。メリークリスマス&良いお年を!

 

 

 

*1:切れ味鋭い必殺のシュートが彼の持ち味。俺のカミソリシュートは2枚刃よ!

*2:やる人いないと思うけどやるなら自己責任で