昼も夜もないブログ

子供と写真 日常の記録

富士吉田にて その3(前編)

夏休みというほどの大げさなものではないが連休を利用して山梨に出掛けてきた。富士吉田に住む妻の祖母に、ひ孫の顔を見せるという名目で遊びに行きつつ好きなように写真を撮っちゃういつもの旅。

行く直前に教えられて初めて知ったのだけど、旅行当日は富士吉田の浅間神社で行われる夏の富士の山じまいの祭り、通称「吉田の火祭り」のうちの2日目に当たる日だった。毎年8月26日27日の両日執り行われるそうで、勇壮な大神輿と御影(富士を模した神輿)が神社より参道を巡り大松明の篝火と共に深夜まで祭り続けるという400年以上(!)前から続く神事らしい。

せっかくだから祭りを見物にとおばあちゃんちから家族で出かけてみる。のんびりした街並み。

Untitled

Untitled

Untitledどういう役割というか由来があるのかは分からないが小道の中にも社が。GR、何気なく撮っても雰囲気出るな

 

f:id:kuma_w:20190904231652p:plain

吉田の火祭り公式サイトより

もう少し早く行くはずが参道まで辿り着いた時点で14時をまわっていたので、神輿は「御旅所」から鳥居まで下っていくところ。 参道の上からはるか先の神輿を追っかけていく。

Untitled

Untitled 追っかけていく…のだけど、出発からここまでの道のりで息子がお散歩にそれなりに満足してしまい、まぁ全然進まない。その辺のコンクリートの壁や砂利で遊んでは水筒で水分補給を繰り返すので一向に距離が縮まらないのだった…笑

Untitled

Untitled

Untitled進まなすぎて周囲のカッコいい建物を撮る余裕すらある。富士山駅に近いこともあって宿泊施設も多いみたい。

車両通行止めとなっている参道にはずっと太鼓や鈴の音が鳴り響き続けていて、おそらく地元の人達が沿道から祭り一行を眺めていた。たぶん前日の夜ほどではないんだろうけど静かな熱気を感じる。

Untitledいよいよ神輿を見失うんじゃないか…と危機感を覚えたので息子を抱えて走り、わんさか世話人たちが集まっている金鳥居へ。この赤富士の御影がめちゃくちゃ重くて毎年大変なんだと後におばあちゃんから聞いた。

Untitled

Untitledものすごい掛け声と共に担ぎ上げ、結構なスピードで坂を下っていく。これまた追っかけていく人々。すごい…

Untitled振り向いてパチリ。金鳥居(かなどりい)は富士登山第一の鳥居とも呼ばれるらしく、この日は残念ながらその姿が伺えないが背後の富士山を収める大きな額縁のよう。

金鳥居以前遊びに来た際に撮ったのがこちら。富士山の迫力を活かせるよう望遠で挑みたい構図だな。 また次回。

 

Untitled ところでまた神輿に離される。

Untitled

Untitledいよいよ周囲のブツ撮りを始めてしまう。これはこれで楽しい。

 

Untitledようやく追いついたところで、息子がもう帰りたいというので引き返すことに。どういう流れでなにが行われていたのかよく分からなかった。笑

中途半端ながらとにかく、火祭りの一端を垣間見てそれなりに楽しむことが出来た。前日の篝火の影響だと思われるススが道路にたくさん落ちていて、規模の大きさがそれだけで伝わってきた。いつになるか分からないけどなんとか2日間観に行けたらなぁ。

Untitled

 

夕方になると強い雨が降り出して8月だというのになかなかの寒さに。神輿たちの神社への奉納祭はかなり大変だったのでは…。あまりにもフォトジェニックなおばあちゃんちをたくさん撮って、たらふく食べて大満足。

Untitled

Untitled

Untitled

Untitled

Untitled

後編へつづく