富士吉田にて その3（後編）

幸運にも前日夕方からの強い雨は上がり、8月だというのにやたら涼しい明け方を迎えた。薄曇りのなか今回も北口本宮浅間神社へ。古式ゆかしい雄大なこの神社には、富士吉田を訪れると必ず足を運んでしまう。

被写体力に溢れまくった境内をのんびり歩きながら写真を撮る。何度も来ていることもあって、客観的に見れば毎回同じような写真を撮っているようでいて、構図にしろ露出にしろ、それなりに意図してシャッターを切れるようになってきた（気がする）。

今回はいわゆるJPEG撮って出し。全てレタッチトリミングなしでただフリッカーにあげたものを載せてみる。

火祭りの全工程を終えた荘厳な神輿が、前日までの熱気を冷ますかのように濡れそぼち鎮座していた。恐ろしく大きい。

本殿をしっかり収めていなかったり、ひねくれた構図が多くなっているような気がするが僕は満足しているので作例として見て頂ければ。水平を崩すのがいかに苦手か、ローキーな写真がどれだけ好きかがよく分かる。

しかし LoxiaもGRも、湿度の高さを余すことなく持ち帰ってきてくれて本当に楽しい。

せっかく時間があったんだからα7Ⅲのクリエイティブスタイルを有効に使って遊んでみるとか、GRIIIの各種エフェクトを活かすだとか、もっといえばホワイトバランスももっといじってみれば良かったというのが反省点。RAW現像も楽しいけどこれはこれで楽しい。

今回も最高な時間を過ごさせてもらった。また次回！